愛媛県立高校入試の傾向と対策(理科編)
- shoohs888
- 2024年5月31日
- 読了時間: 5分
更新日:2024年7月7日
今回の記事は、愛媛県立高校の入試問題を解くためにどのように学習を進め
たらよいかについてみなさんにお伝えします。
愛媛県公立高校入試 理科 の特徴
①1ページあたりの分量が多い紙面構成
②応用問題はほとんどないが範囲が広い
愛媛県の理科は「受験生にとっては実際の難度よりも難しいように感じられる」といえます。非常に広範囲から出題されており、また一ページあたりの文字量が多いため、圧倒されてしまう中学生が多いと思います。しかし応用問題はほとんどなく、教科書レベルの基本的なものばかりなので、そのような中でも粘り強く取り組み、満点近く点を取っていく必要があります。
大問1は物理、大問2は化学…などのように大問ごとに分野は決まっているものの、大問それぞれの中に複数の単元が含まれているのが特徴です。1つの大問に2つの単元が入るものとすると、一年分の問題に12個の単元が含まれることになるため、非常に広い範囲から出題されているといえます。
また入試問題を見ると、1ページにすき間なく文字と図が並んでいることがわかります。愛媛県の理科は以前からこのような紙面構成であるため、とにかくたくさんの過去問に触れ、目をならしておくことが大切です。
最初に述べたように、愛媛県の理科は基本的な問題が多いとはいえ、問題の量に圧倒されて戦意をそがれたり取りこぼしが生じたりすることがあります。
中1、中2生は毎回の期末テストで勉強をしっかり行って苦手単元を作らないようにする。
中3生は得意な分野からで良いので単元ごとの知識の穴を埋めること、早くから過去問を手に入れて密度の高い紙面構成に慣れること、が大切です。
次に、普段どのように学習を進めればよいのかについてです。
1. 中1、中2のみなさん
このブログを読んでいるやる気のある中学1,2年生の中には、早く入試問題を解けるようにと思ってみてみた人もいるのではないでしょうか。早期の対策が大切であることは間違いありませんが、まだ習っていない単元があるのに無理して入試問題を解く必要はありません。むしろ、「次のテストまでに今習っているところをしっかりやろう」これの繰り返しが一番良いです。
学校で「理科の学習」などと名前のついたワークが配られていると思います。まずはその問題ページの前についている解説をよく読みましょう。「この解説を読めば問題が解けるようになる」と思いながら見るだけでも内容が頭に入ってきやすくなります。問題を解いて間違いがあったら、いきなり解答冊子についている解説を見るのではなく、自分が問題を見間違えていないか確かめ、次に問題の前にある解説ページを見るようにしましょう。それでもわからない問題があるときは、解答冊子の解説を読むようにしましょう。
問題を解いた後の見直し
① まず問題を読み直す(勘違いをしていないか)
② 解答冊子についている解説ではなく問題の前についている解説を読む
③ 解答解説を読む
もし、上のやり方で正解率が6割以下であるなら、最初の「問題ページ前の解説の読み込み」が甘いです。中1、中2は部活動や学校行事に追われているので、解説の読み込みをすっ飛ばしたい気持ちはわかります。しかし、まだまだ焦る時期ではありません。そこで落ち着いてじっくり勉強すれば、むしろ少ない回数で高得点が取れるようになります。
ちなみに、「愛媛県の理科は教科書レベル」と前に述べていますが、教科書から学習を始めるのはあまり現実的ではありません。教科書を確認するのは、上の問題集の取り組み方である程度進め、知識に抜けがないか、また書いてある内容が納得できるかどうかを確認するのに使うのが良いと思います。
2. 中3のみなさん
基本的なやり方は中1、中2と変わりません。ただ中3の理科は、中学生が苦手としやすい「化学変化とイオン」、応用問題にひねりのある「運動とエネルギー」、入試演習と並行して習うため対策がうすくなりがちな「天体」と、手ごわい単元が続きます。これらの学習を進めながら中1、中2内容を復習していかないといけないところが難しいところです。
まずは、中1、中2の問題集の目次に目を通しましょう。他の教科でもいえることですが、目次を見ることはとても大切です。各単元の項目の数、自分の得意な単元や不得意な単元をつかみ、勉強を進めるのに何にどれぐらいの時間がかかるのかをつかんでおきましょう。そうすると、自分の学習計画は非常に立てやすくなります。
中3の2学期に習う内容は、夏休みのうちに自分で学習しておいた方が良いと思います。なぜなら、先ほども述べたように9月からは入試演習を学校でも行っていく時期なので、この時期に新しく習う内容はどうしても手薄になるからです。中1、中2で習う内容が中3でも復習する期間が十分あるのに対し、これらの新しい内容は復習する時間がないことを考えても、夏の間に自分で終わらせておくのが良いと思います。
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